好きな食べ物の名前を何回も言わされた
オンラインでヨガ(瞑想)のレッスンを受講しているときに好きな食べ物を聞かれました。
特に思い浮かばないでいると「では好きな飲み物は?」と聞かれました。
私は取り立てて好きだったわけではないのですがレッスン前に飲んだジュースの名前を答えました。
するとそのジュースの名前を数十回言わされました。
「いかがでしたか?」
「えっ?」
このやり取り通して何回も言っているとそのうちに名前そのものには何の意味も持たなくなるということを伝えたかったそうです。
私たちの感情ではどうでしょうか?
「嫌いだ」、「やりたくない」という感情は実は私たちの心が作り出した雑念や妄想に過ぎません。
マインドフルネス瞑想で「雑念、雑念」、「妄想、妄想」などというラベリングをするのもこのためです。
ラベリングをしないまでも、感情をあたかも他人事のように客観的に観察して
「落ち込んでるなあ、落ち込んでるなあ」など繰り返し繰り返しつぶやいて感じ取ると自然と落ち込んだ感情が薄らいでいきます。
心理学的には「フォーカシング」と言うものだそうですがマインドフルネスの心の浄化作用とまったく同じものです。
ぜひ取り入れてみてください。